連続テレビ小説「あまちゃん」13回「おら、友だちができた!」

大吉「いや~ 実に気持ちがいい。 ローカル線が モータリゼーションに勝利した 歴史的事件だべ。」

春子「電車乗ってるからって 大吉さん選んだ訳じゃないし。 えっ? いやいや… そもそも選んでないからね! 勘違いしないで 今…。」

大吉「もう手遅れだべ。」

春子「えっ?」

(ドアベル)

春子「いらっしゃいませ~!」

大吉「あっ 足立先生んとこの足立…。」

ヒロシ「ヒロシです…。 東京行かなかったんですって?」

春子「うん。 ちょっと気が変わったの。」

ヒロシ「アキちゃんは?」

春子「浜じゃないかな? 最近 放課後は おばあちゃんに ベッタリだから。」

ヒロシ「何だ…。 じゃあ 監視小屋のバイト 辞めるんじゃなかった。」

春子「辞めたの?」

ヒロシ「はい。 暇すぎて…。」

春子「で? 辞めて 今 何してんの?」

ヒロシ「すげえ 暇です。」

<とにかく 母 春子の決断のおかげで アキが この町に残る事が できました。 しかも 今度は無期限。 大好きな海で 大好きな海女さんたちと 好きなだけ泳いで 潜っていいんです>

アキ「よ~し! 今日こそ ウニ取るぞ!」

<長く潜れるようになったものの アキは まだ ウニを取る事ができません。 一番近づいて この距離です>

回想

夏「ウニだと思うから 取れねえんだ。 これからは 銭だと思え。」

回想終了

<ウニが銭だとしたら アキは まだ 1円も稼いでない事になります>

<アキは早くも 新たな壁に ぶつかっていました>

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