連続テレビ小説「あまちゃん」156回「おらたち、熱いよね!」

北三陸駅

大吉「え~ お座敷列車 潮騒のメモリーズ号 間もなく発車で~す!」

(歓声)

春子<『ついに この日が来た』 水口君は 興奮を隠しきれませんでした。 潮騒のメモリーズ復活! 明日の1面トップは もらった>

水口「出発!」

黒川「待って下さい! 待って下さい 乗せて 大吉さん 乗せて下さい!」

大吉「いやいや それは無理だ マサ。 お座敷列車は もう来月分まで 予約でいっぱい!」

黒川「いいんですか?」

ヒビキ「明日も乗るし 言ってみりゃ あんた 潮騒のメモリーズの 生みの親みてえなもんだし。」

黒川「産んではないけど ありがとうございます。」

(発車のベル)

黒川「ハハハハ! あ!」

(シャッター音)

大吉「皆さん どうも大変長らく お待たせしました。 いよいよ登場でございます。 潮騒のメモリーズ!」

(歓声)

大吉「大変失礼しました。 さあ登場で~す!」

(拍手と歓声)

「アキちゃん! ユイちゃん!」

2人「私たち潮騒のメモリーズZ!」

テレビ

アナウンサー『続いてのニュースです。 東日本大新星で被害を受けた ローカル線が 今日 一部 運転を再開しました。 地元市民に交じって 全国各地の 北鉄ファンが エールを送りました。 そして 午後には 地元アイドルを乗せた お座敷列車 潮騒のメモリーズ号が 運行しました』。

純喫茶・アイドル

甲斐「この子 昔 うちでバイトしてた! この子のお母さんもね うちで バイトしてたの。 潮騒のメモリーズ  今一番 熱いよね! 失礼しました~。」

天野家

春子<後日 2人の活躍は 地元の新聞でも 大きく報じられました。 残念ながら 1面のトップでは ありませんでしたが>

喫茶・リアス

勉「めっちゃ悔しい!」

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