連続テレビ小説「あまちゃん」156回「おらたち、熱いよね!」

アキ「ユイちゃん! ユイちゃ~ん! 後でね!」

夏「あっちも すげえなあ!」

アキ「うん おらも負けてらんねえ!」

春子<袖が浜も過去最高の人手>

(拍手と歓声)

(拍手)

春子<海女カフェの補修と再建で 海女クラブは そこそこの借金を 抱えていました>

春子<幸い 海の底には 銭が ゴロゴロ落ちていました>

アキ「ぷは~!」

夏「どうだ? どうだ アキ!」

アキ「最高だ~!」

(拍手と歓声)

北鉄

吉田『次は終点畑野! 畑野です!』

アキ<今は 畑野までですが そう遠くない将来 この線路が 東京まで つながるのです>

吉田『折り返し 北三陸行きになります!』

観光協会

菅原「来るね! グループで来るね。」

アキ<袖が浜も北鉄も 満員御礼>

菅原「お客さんが たくさん来るね。 ハハハハ!」

アキ<行き場を失った観光客の 受け皿になったのが 勉さんの採掘場 1時間500円の 体験コースでした>

坑道

勉「まだ人間は 地球上には存在しません。 じゃあ 何がいた?」

「はい はい はい!」

勉「はい。」

「恐竜!」

勉「そう! 恐竜です!」

「おじちゃん!」

勉「はい。」

「これ琥珀?」

勉「うん? じぇじぇじぇ!」

喫茶・リアス

勉「水口君 水口君! 大変! こ… これ見て これ! これ!」

水口「無理っす。 今 焼きうどん 待ってるんで。」

よしえ「ごめんね 勉さん 今日いっぱいで座れないの。」

安部「まめぶ以外は 30分待ちです。」

勉「30分だと! こっちは 8,500万年 待ったんだよ!」

功「何か 動物のフンだね。」

吉田「カリントウですね?」

勉「恐竜の骨ですよ!」

一同「じぇじぇじぇ!」

勉「白亜紀に生きてたとされる 肉食恐竜 コエルロサウルス類の 後ろ足の指 人間でいうと 薬指か中指の第二関節 つまり こご!」

よしえ「はい 焼きうどん お待たせ。」

ヒビキ「え? そんなに珍しいの?」

勉「そりゃもう 琥珀なんかより全然!」

吉田「『琥珀なんかより』って 言っちゃ駄目だよ。」

勉「だって こんな状態のいいの 2つとないから!」

水口「じゃあ これもですかね?」

勉「え?」

吉田「あ~ 昨日 水口君が拾ったやつだ。」

水口「はい 箸置きに ちょうどいいんですよね。」

勉「あの 僕が見つけたって事には ならないよね。」

水口「いや それは 証人がいますし。」

アキ「水口さん! お待たせ!」

(歓声)

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