連続テレビ小説「あまちゃん」26回「おら、先輩が好きだ!」

北三陸駅

<次の日も大勢の観光客が 北三陸を訪れました>

「あの 海女のアキちゃん…。 …じゃないですよね。 すいません 間違えました。」

<しかし 駅に アキの姿はありませんでした>

天野家

ユイ「ごめんください。」

アキ「ユイちゃん。」

ユイ「迎えに来ちゃった。」

アキ「ごめん…。」

ユイ「やっぱり つらかった? 写真撮られたり握手してきたり…。 じゃあ どうして?」

アキ「昨日 お母さんに言われた事が…。」

回想

春子「駅弁売ったり ちやほらされたり 写真撮られたり そんな事するために ここで暮らしてるの?」

回想終了

アキ「やっぱり おら ユイちゃんとは違う。 ただ潜りたくて 海女やってんだ。」

ユイ「うん 知ってる。」

アキ「容姿にも自信ねえし 接客が うまい訳でもねえ。 潜る以外 何の取り柄もねえ。 何もできねえ。 ただの女子高生だ。」

ユイ「そんな アキちゃんに わざわざ遠くから 会いに来てる人がいるんだよ。 何もできない ただの女子高生が 海に潜って ウニ取ったから 100万回も再生されたんじゃん。」

アキ「そうだけど…。」

ユイ「容姿とか 接客とか そんなの関係なくてね アキちゃんは 十分かっけえんだから。」

アキ「そうかな…。」

ユイ「そんなに潜りたいのか…。 じゃあ 一年中潜れる いい方法 知ってるよ。」

アキ「えっ 何 何!?」

ユイ「明日 学校で教えてあげる。 だから 今日は ちょっと頑張ろうよ。」

アキ「…うん。」

ユイ「よし 準備 準備!」

<その日も 2人で 120個のウニ丼を 売り切りました。 そして 次の日>

学校

ユイ「こっち こっち!」

アキ「何? ねえ ユイちゃん どこ行くの?」

ユイ「いいから来て!」

アキ「何?」

ユイ「フフッ のぞいてみなよ。」

アキ「じぇじぇじぇ!」

<一体これは 何なのでしょう? 続きは 明日>

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