スタジオ
池田「いやいや… 申し訳ない。 ニュース入っちゃった。 今日は終わり。」
<いろいろありましたが 2人のテレビ出演の宣伝効果は すさまじく 次の週末は 過去最高の人出かと思いきや…>
北三陸駅
大吉「おかしいな~。 何で客来ねえんだ?」
春子「誰も見てなかったんじゃないの?」
ヒビキ「どうやら 逆効果だったようですね。」
春子「あっ カルキ。」
ヒビキ「ヒビキです。 この間のテレビ出演で インターネットのファンは 離れていった可能性があります。」
大吉「そんな!」
ヒビキ「その証拠に 動画のカウンターが 伸び悩んでる。 オタクは食いつくのも早いですけど 離れるのも早いですから。」
菅原「先輩! 先輩 大変だよ!」
大吉「あ?」
ヒロシ「国道のバイパス付近で 3km渋滞だそうです。」
大吉「何? どういう事?」
菅原「岩手のローカル番組だったから みんな ほら 電車でねぐ 車や バスで来んでねえかな?」
大吉「くっそ 許すまじ モータリゼーション。」
吉田「駅長 観光客120人を乗せたバスが 渋滞に巻き込まれたので 電車の発車を 5分 10分 遅らせてくれって!」
大吉「何!?」
吉田「どうします? 待ちます?」
大吉「待ってやろうじゃねえか。」
吉田「了解しました!」
大吉「第三セクター なめんなよ! これから 100人以上 人が来る。 気合い入れて売るように。」
<結局 この日も大繁盛で クタクタに疲れて 家に帰りました>
道中
アキ「パパ!?」
天野家
忠兵衛「まあまあ…。」
黒川「ありがとうございます。 あ~ すいません。 頂きます。 う~ん! うまい! 初めてです! いや~ びっくりしました! ハハハッ うまいですね!」
忠兵衛「お~ アキ! お帰り!」
アキ「パパ 何やってるの?」
黒川「何って… 会いに来たんだよ。」
アキ「えっ 何で?」
黒川「だって お前 明日 誕生日だろ。」
アキ「じぇじぇじぇ!」