夏「どうも お疲れさまです。」
春子「あれ あれ あれ。」
夏「まあまあ 御苦労さんです。」
アキ「お疲れさまです! 夏ばっぱ どうだった?」
夏「おら 分がんねえ。 母ちゃんさ聞いてみろ。」
アキ「どうだった? ママ。」
春子「今までで 一番よかったよ。」
アキ「やった~!」
種市「お話中 すいません。 いいですか?」
春子「あ~ もう どうぞ どうぞ どうぞ どうぞ。」
種市「天野 ちょっといい?」
アキ「何?」
種市「俺… ここで バイバイするわ。 このまま 宮古方面さ乗って 仙台から 新幹線さ乗る。」
アキ「じぇじぇじぇ!」
種市「お盆には帰ってくっからよ。」
種市「そのころは 天野 潜ってんな。」
アキ「うん 潜ってる。」
(ホイッスル)
ヒロシ「そろそろ 出発するよ!」
種市「じゃあな。」
アキ♬『白い 鴎か 波しぶき』
♬『若い血潮が 踊るのさ カップかぶれば 魚の仲間 俺は海の底 南部ダイバー』
(笑い声)
種市「頑張れよ 天野。」
水口「よかったよ 歌。」
ユイ「…え?」
(ホイッスル)
吉田「アキちゃん 行くべ。」
種市「じゃあな。」
アキ♬『白い 鴎か 波しぶき 若い血潮が 先輩 またね!』
種市「またな!」
♬『来てよ その火を 飛び越えて 砂に書いた アイ ミス ユー 来てよ タクシー捕まえて 波打ち際の マーメイド』
一同「マーメイド!」
♬『早生まれの マーメイド』
今野「いいから! おめえの歌が うるせえんだって!」
♬『マーメイド 好きよ』
<2009年3月 北三陸に春が来るのは もう少し 先の事です>