連続テレビ小説「あまちゃん」75回「おら、奈落に落ちる」

まごころ第2女子寮

弥生☎『気が付いたら 海の底だ。 なんぼ捜しても見つからねえ。 20万の損害だ。 ハッハッハッハッ!』

アキ「あっ そうだ。 ワカメと のり送ってけろ。 みそ汁さ入れっから。」

アキ「ごめん ごめん うるせかったべ?」

小野寺「東北のなまり懐かしい。」

アキ「宮城と岩手は やっぱ違うか?」

小野寺「北の方だから 結構似てる。『じぇじぇ!』とか言わねえけど。」

アキ「そうか。 まあ おらのなまりは 自己流だけどな。」

<何かと不安だらけですかが とりあえず 飯と寝る部屋と なまってるルームメイトは 確保できました>

アキ「♬『果てしなく ラララ 貪欲! 貪欲!』あっ!」

小野寺「大丈夫か?」

回想

春子「あの… これ 後で読んでね。」

回想終了

アキ「危ねえ 危ねえ 忘れるとこだった。」

春子✉『アキへ 今ごろ あなたは 宮古から仙台に向かう 途中でしょうか。 あるいは もう 新幹線に乗ったかしら』。

アキ「ごめん ママ。 とっくに東京。 だいぶ落ち着いてる。」

春子✉『二度にわたって 手を上げてしまったこと さすがに申し訳なかったと 多少 思わなくもないです。 その頃から… いえ もっと前 あんたが アイドルとやらに 憧れ始めた頃から いつか この話をしなくちゃと 思っていました。 これは ママの 誰にも話していない 数年間の話です』。」

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