まごころ第2女子寮
弥生☎『気が付いたら 海の底だ。 なんぼ捜しても見つからねえ。 20万の損害だ。 ハッハッハッハッ!』
アキ「あっ そうだ。 ワカメと のり送ってけろ。 みそ汁さ入れっから。」
アキ「ごめん ごめん うるせかったべ?」
小野寺「東北のなまり懐かしい。」
アキ「宮城と岩手は やっぱ違うか?」
小野寺「北の方だから 結構似てる。『じぇじぇ!』とか言わねえけど。」
アキ「そうか。 まあ おらのなまりは 自己流だけどな。」
<何かと不安だらけですかが とりあえず 飯と寝る部屋と なまってるルームメイトは 確保できました>
アキ「♬『果てしなく ラララ 貪欲! 貪欲!』あっ!」
小野寺「大丈夫か?」
回想
春子「あの… これ 後で読んでね。」
回想終了
アキ「危ねえ 危ねえ 忘れるとこだった。」
春子✉『アキへ 今ごろ あなたは 宮古から仙台に向かう 途中でしょうか。 あるいは もう 新幹線に乗ったかしら』。
アキ「ごめん ママ。 とっくに東京。 だいぶ落ち着いてる。」
春子✉『二度にわたって 手を上げてしまったこと さすがに申し訳なかったと 多少 思わなくもないです。 その頃から… いえ もっと前 あんたが アイドルとやらに 憧れ始めた頃から いつか この話をしなくちゃと 思っていました。 これは ママの 誰にも話していない 数年間の話です』。」