水口「どうする?」
アキ「え?」
水口「岩手に帰っても いいんだよ。 もともとは ユイちゃんの方が 積極的で 君は 付き添いみたいな 感じだったし。」
水口「今帰れば まだ潜れるだろ。 海女の皆さんも 帰ってきて ほしいんじゃないかな。」
アキ「シャドウに選ばれたんです。」
水口「え?」
回想
荒巻「誰のシャドウ やってるの?」
アキ「あ いや まだ。」
荒巻「決まってないのか。 じゃ マメりんのシャドウやるといいよ。 いいよね?」
回想終了
水口「太巻さんに 会ったんだ。」
アキ「はい!」
水口「へえ~! 有馬めぐの シャドウにね。」
アキ「ダンスを 採用してもらいました。」
水口「ただの気まぐれだと 思うけどね。 やるんだよ たまに。 人気も実力もない新人を いきなり抜てきして メンバーに危機感を持たせる かませ犬だよ。」
アキ「そうなんだ。」
水口「有馬 最近 これだったからね。 でも 明日から 気合い入れてくると思うよ。 絶対 休まないだろうね。 それでもシャドウやる?」
アキ「はい もうちょっと やります。 ユイちゃんと 約束したから。」
水口「…。」
アキ「ユイちゃんを ここさ呼ぶために もうちょっと 頑張ります。」
水口「そっか。 分かった じゃ 俺もそのつもりで 手 抜かずにやるわ。 おやすみ!」
東京EDOシアター
<次の日 ようやく ユイちゃんから メールが来ました。 病院にいて 返事が打てなかった事 お父さんの病気が 少しずつ よくなっている事 そして もうすぐ 東京へ行く事を知らせる とてみ元気で ポジティブなメールでした。 それは こんな一文で 締めくくられていました。『CATCH A DREAM!! Yui』 一方 おらたち GMTの日常は なかなかに ハードでした>
♬『暦の上ではディセンバー~』
<夜は ひたすら奈落で ダンスの稽古>
しおり「気を付けて!」
めぐ「どけ! 奈落 邪魔!」
アキ「すいません!」
<ショーの本番中は 正規メンバーが 奈落を猛ダッシュするので 気が抜けません。>
しおり「アキちゃんのじゃないでしょ!」
アキ「ごめん!」
(けん騒)
しおり「アキちゃん! あっち行って!」
アキ「ごめん!」
<時には 裏方の仕事も 手伝わされます>
「間もなくで~す!」
「OK!」
「間もなく せりあがります!」
「せ~の!」
(歓声)