あらすじ
病床の周造(石橋蓮司)に頼まれて『たんぽぽの目』を読み聞かせていた吉平(伊原剛志)は、畑から帰ってきたふじ(室井滋)に話し合おうと声をかける。しかしふじは取り合わず、吉平はしかたなく安東家を後にする。そのころ小学校で、生徒たちから「おじぃやんにお見舞い」と草花をもらうはな(吉高由里子)。そこへ突然、騒動の原因となったサダ(霧島れいか)が訪ねてくる。放課後の教室で、サダは、はなに事の真相を話し出す。
65回ネタバレ
安東家
居間
ふじ「お父やん 帰ったよ。」
吉平「ふじ。」
庭
吉平「ふじ。 こぴっと話し合おう。」
ふじ「おらのいねえ間に お父やんに取り入るなんて 調子いいだから!」
吉平「ちっと待ってくりょう! ふじ!」
尋常小学校
廊下
きよ「これ はな先生の おじぃやんにお見舞い。」
はな「ありがとう。 みんな 気を付けて帰るのよ。」
生徒たち「は~い!」
「帰ろう!」
「帰ろう!」
<おとうの女ずら。>
安東家
居間
はな「ただいま。」
ふじ「ああ お帰り。」
はな「あっ おじぃやん もう大丈夫け?」
周造「ああ。 お帰り。」
はな「あのね おかあ 今日 学校にサダさんが来て…。」
ふじ「てっ!」
はな「おらも びっくりしたけんど 謝りに来ただ。」
ふじ「どういうこんでえ?」
はな「もともと おとうとは 何にもなかったって。」