天野家
<一方 アキは 元気に夏休みを満喫しています>
北鉄
アキ「北三陸鉄道リアス線 名物 ウニ丼は いかがですか~?」
<早く売切れば その分 早く 浜へ出られるので 必死に売ります>
アキ「いかがですか? 限定30食です! いかがですか?」
「1個下さい。」
アキ「はい 1,200円になります。 ありがとうございます。」
海
アキ「美寿々さん 1分いった?」
美寿々「26秒だ。」
アキ「え~!?」
美寿々「少なくとも 1分は潜らねえど 漁は できねえよ。 さっ けっぱれ。」
アキ「はい!」
美寿々「せ~の!」
<海女になるためには 長く息を止められる事が肝心です>
天野家
<そのころ 春子は そこそこ大きな決断をしました>
タクシー
黒川「あっ すいません。」
長内「ええが? 漁協まで。」
<この運転手こそ 誰あろう 春子の夫 つまり アキの父親なのであります>