東京EDOタワー
喜屋武♬『じぇちゅめちゅきぐちゅ』
アユミ「ちょっと待って。 リズム感 悪すぎじゃわ。」
喜屋武「うちのリズムは 沖縄のリズムど。」
しおり「リズムっていうか 活舌(かつぜつ)がやばいんだよ。」
真奈「絶滅危惧種。」
喜屋武「じぇちゅめちゅきぐちゅ。」
アユミ「言えてないじょ。」
小野寺♬『上野から御徒町(おかちまち)に棲息(せいそく)絶滅危惧種 下町アイドル』
喜屋武♬『上ぬんから御徒町ぬん棲息 じぇちゅめちゅきぐちゅ』
アユミ「そっちの方が難しいわ!」
水口「天野! ユイちゃんから メール来たよ。 お父さん 来月には退院できそうだって。」
アキ「じぇ!」
メール・ユイ『ずっと 連絡できなくて ごめんね。 アキちゃんが頑張ってるから ユイも この試練を 乗り越えられました。 アキちゃんとの約束 やっと果たせそうです。 潮騒のメモリーズ 完全復活まで もうちょっと待っててね』。
アキ「いがった…。」
無頼鮨
梅頭「おう。 来てるよ。」
アキ「一人ですか?」
梅頭「入んな。」
鈴鹿「じゃあ あれ知ってる_ 卑弥呼が 現代にタイムスリップするやつ。」
アキ「あの!」
鈴鹿「はいは~い! あらら アイドルの卵だ!」
アキ「先日は 連れの分まで ごちそうさまでした。」
鈴鹿「やだ いいのよ。 座って 食べなさい。」
アキ「私 天野アキっていいます。 岩手県北三陸っていう所で 潮騒のメモリーズっていう グループ組んでました。」
鈴鹿「あら あなただったの?」
アキ「はい。 すいません 勝手に歌って。」
鈴鹿「そうよ あんた 裁判したら私の勝ちよ! …しないけどね。 フフフッ!」
アキ「あの… もう一人の子が もうすぐ 東京さ来るんで そしたら おらの歌っこ聴いて下さい!」
鈴鹿「はい。(手拍子)」
アキ「いや 今で ねくて 来月です。」
鈴鹿「…何だ。 何でも頼みなさい。」
アキ「ありがとうございます。」
鈴鹿「私は カッパ。」
アキ「じゃあ おら ウニ!」
梅頭「ウニ はい。」
鈴鹿「ウフフフッ。」