【 連続テレビ小説「エール」】38話ネタバレ

掴みかかるが返り討ちにあう小熊

小熊「あっ! ああっ…!」

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御園生「力任せ。 これこそが あなたたち早稲田だ。 もう そんな時代じゃない。」

恵「ハッハッハッハッハッハッ…! 思い出すわ~。 私が オックスフォード大学で法律を学んでいた時のこと。」

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御園生「オックスフォード!?」

恵「何も怖くなかった… 誰にも負ける気がしなかった! でも… そんな時にね 現れたの。 底抜けのバカが。」

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恵「今まで 模擬裁判で負けたことなんか なかったのに あいつは 正面を切って 正義を訴えるの。 陪審員は ほだされていく…。 私は悟ったわ。」

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恵「しょせん 人は… 感情の生き物だって。 もちらん 本当の裁判は違うのかもしれない。 でも… 若かった私は 大学をやめた。」

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恵「だって 論理が全てじゃないのなら 違った生き方をしてみたいって 思ったから。 あなた… 負けるわよ。」

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御園生「なぜだ?」

恵「だって この人たち… 底抜けのバカだから。」

御園生「フフッ… フッフッフ…。 どいつもこいつも… まあいい。 戦いを楽しみにしている。 行くぞ。」

小熊「団長… 悔しいです!」

田中「勝つしかなか。 俺は… 名前や功績より 人の縁ば信じるばい! よ~し! 皆で先生ば応援しに行くばい!」

一同「はい!」

保「さっきの話… うそだよね?」

恵「えっ? 本当よ。 言ってなかったっけ?」

保「うん… 初めて聞いた。」

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古山家

田中「失礼します!」

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田中「先生… 書けましたか?」

裕一「ううん… 1音も書いてない。」

田中「ええっ!? えっ… いやいや あと3日しかなかとです!」

裕一「僕には書けない。 他の人に頼んで下さい。」

村田「お前… 団長の思いを踏みにじるのか!?」

佐藤「すいません! でも 先生も 頑張って書こうとしてくれたんです。 それだけは分かって下さい。」

田中「せからしか! 先生… 俺たちは慶應に勝ちたか! やつらの応援歌ば しのぐ歌が必要ばい!」

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裕一「応援歌って勝ち負けに関係ありますか?」

音「裕一さん。」

裕一「早稲田が負けんのは ただ弱いからです。 実力不足です。」

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応援部 部室

小熊「団長… どうしますか?」

田中「よう分からん…。 何か分からんけど… 応援って わしらの自己満足やなかろうか? 応援って…勝敗に関係あるとやろか?」

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翌日の古山家

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音「『豊橋に帰ります。音』。」

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