連続テレビ小説「エール」74話「先生のうた」ネタバレ

台所 久志とまさ

久志「よし… よいしょ。」

まさ「ありがとね。 助かった。」

久志「お安い御用です。 よいしょ。」

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まさ「ひさしぶりに大勢集まって うれしいわ。 裕一にも こんないいお友達いたのね。」

久志「裕一君といると ほっとするんです。 僕たちの癒しです。」

まさ「癒し? フフッ。」

久志「東京でも みんなで助け合ってるんで どうぞ ご心配なく。」

まさ「ありがとう。 これからも よろしくお願いします。」

久志「よろしくお願いします。」

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庭 裕一 昌子 憲太

裕一「上から下ろして 左に…。」

憲太「出来た!」

裕一「そう 出来た 出来た。」

憲太「フフフフ…。」

裕一「憲太君 5歳ですか。 大きくなりましたね。」

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昌子「うそみたいよね~ 私たちが 親になってるなんて。」

裕一「本当ですよ。」

昌子「懐かしいわね。 銀行いた頃。 ダンスホールの事件とか いろいろあったよね。」

裕一「ハハハ…。 ありましたね。 あっ 上手!」

憲太「う~ん!出来た!」

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昌子「アハハハ…。 あのころから ずっと… もっと前から 裕一君のそばには音楽があったのよね。」

裕一「まあ 本当に 小学校の時に藤堂先生が ハーモニカ薦めてくれなかったら 僕の人生 全然違うもんになってたと思います。」

昌子「そうね…。 私も 子どもに音楽教えてるあの人が 1番好きなんだけどね。」

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藤堂と鉄男

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鉄男「先生… すみませんでした。 ずっと謝んなくちゃと思ってました。 先生が紹介してくれた新聞社 相談もせずに辞めてしまって。」

藤堂「ああ… そんなの気にするな。 好きなことをやればいいんだ。」

鉄男「こんな自分が 道 踏み外さず なんとか生きてこられたのも 先生のおかげです。」

藤堂「…で どうした?」

鉄男「えっ?」

藤堂「いや 何か… 話を聞いてやってほしいって 古山が。」

鉄男「そういうことか…。」

藤堂「まあ別に話さなくてもいい。 こうして会えただけで俺はうれしいよ。」

鉄男「陸軍から受けた仕事で… 6回連続不採用。 あげくの果てにクビになりました。」

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藤堂「そりゃ… しんどいな。」

鉄男「裕一は 諦めず 一緒にやろうって 言ってくれてますけど…。 愛馬精神とか戦意高揚って言われても どうしても気持ち乗せられなくて。」

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