連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第150話「独立宣言」

あらすじ

藍子(青谷優衣)は、深く落ち込んでいた。受け持ちのクラスはガタガタ。父兄たちからも批判される始末。藍子はある日、布美枝(松下奈緒)に弱音を吐く…。

150ネタバレ

水木家

子供部屋

回想

藍子「こっちが頑張った分だけ 子供達は 応えてくれるから やりがいがあるよ 教員は。」

回想終了

喜子「お姉ちゃん?」

茂の仕事部屋

布美枝「どげしたもんですかねえ。」

茂「ふ~む。 よし… とうとう チャンスが来たぞ。」

布美枝「え?」

茂「その分だと 『学校を辞める』と 言いだすかもしれんな。」

布美枝「お父ちゃん?」

茂「ん? ちょうど 仕事も増えてきている時だ。 これからは 光男1人では 手が足りん。 ええ機会だ。 学校を辞めさせて 藍子を うちに入れよう。」

布美枝「今 なして そげな事を言うんですか! 藍子は 泣くほど 悩んどるんですよ。」

茂「泣くほど嫌なら 辞めたらええだろう。」

布美枝「もうっ…!」

茂「明日は 日曜か… 週末のうちに その気にさせるか。」

布美枝「相談しても 無駄だわ!」

中庭

(小鳥の鳴き声)

布美枝「あ~あ 梅雨の晴れ間だね。 今日は 洗濯日和だわ。」

藍子「ねえ お母ちゃん…。」

布美枝「ん? 何?」

藍子「私… 先生 辞めようかな。」

布美枝「えっ…!」

藍子「その方が お父ちゃんも喜ぶし。」

布美枝「藍子…。」

藍子「自分は 子供の気持ちが分かると 思ってたの 思い上がりだったな。 先生やる資格 ないね。」

布美枝「辞めたかったら 辞めなさい。 お母ちゃん 止めないよ。」

藍子「え…。」

茂の仕事部屋

喜子「お父ちゃん!」

茂「おう。」

喜子「日曜日も仕事か。 年中無休だね。」

茂「やりたい事が 山ほど あるけんな。 妖怪の事も あの世の事も まだまだ分からん事だらけだ。」

喜子「お父ちゃんが そんなに頑張れるのは 好きな事を仕事にしたからだよね。」

茂「ん?」

喜子「お姉ちゃんだって同じ。 なりたかった学校の先生になって 張り切ってたもん。」

茂「ああ…。」

喜子「けど… 今は 辞めようかって悩んでる。 好きな事やっても うまくいく訳じゃないんだね。」

茂「そりゃそうだ。 頑張ったから うまくいく 努力したから 報われるというほど 世の中は 簡単には出来とらんよ。」

喜子「うん…。」

茂「お父ちゃんも 長い事 なかなか 人気が出んだった。 けど 途中で諦めなかったのが よかったんだな。」

喜子「それ お姉ちゃんに言ってあげて。 お父ちゃんの励ましが 一番 効くと思うな。」

茂「何を言っとるんだ あいつは…。」

回想

布美枝「学校でも よう頑張っとるみたいだよ。 藍子も喜子も よう やってますね。」

茂「ああ。」

回想終了

茂「う~む…。」

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