連続テレビ小説「花子とアン」第103回「涙はいつか笑顔になる」【第18週】

花子「もう そろそろ 赤ちゃん 生まれる頃ですよね。」

龍一「ああ…。」

花子「お元気だといいのだけれど…。」

英治「蓮子さんの事だから きっと 気丈に頑張ってるよ。 『母は強し』っていうじゃないか。」

龍一「はい…。」

英治「そういえば お母さんからの勘当は 解けたの?」

龍一「ああ… ええ なんとか。 今年の試験に受かって 弁護士になれなかったら 今度こそ 家からたたき出すって 言われてますけど。」

醍醐『ごめんください!』

玄関

醍醐「はなさん!」

花子「醍醐さん ごきげんよう。 どうなさったの?」

醍醐「お邪魔してもよろしくて? お話があるの。」

居間

醍醐「お客様?」

花子「あっ 紹介するわ。 宮本龍一さん。」

醍醐「この方が…。 おめでとうございます!」

龍一「…えっ?」

醍醐「蓮子様 無事に 男の子を出産なさったんです。」

花子「醍醐さん… 本当なの?」

醍醐「ええ 確かよ。」

英治「どうして 醍醐さんが ご存じなんですか?」

醍醐「私 蓮子様にお話を伺いたくて 葉山家に足を運んでいたんです。 何度行っても断られましたが しつこくお願いしいるうちに あそこの運転手さんが 教えて下さったんです。」

回想

醍醐「蓮子様は 今 どうなさってるんですか? ここのお屋敷に いらっしゃるんですよね? 蓮子様は 女学校時代のお友達で 私 心配で夜も眠れないんです! 元気かどうかだけでも 教えて下さいませんか? お願いします。」

回想終了

醍醐「今朝 お産婆さんが お屋敷に呼ばれて 無事に生まれたそうよ。 母子ともに お健やかですって。」

龍一「蓮子も子どもも元気なんですね。」

醍醐「ええ。」

花子「よかった。」

英治「よかったな おめでとう。」

花子「赤ちゃんの名前?」

英治「はい。 男の子か…。 純平…。」

花子「坊やの名前 蓮様に伝えてあげたいわね。」

英治「そうだな…。」

花子「ねえ 醍醐さん。 なんとか 蓮様と会える方法は ないかしら?」

醍醐「そうね…。 あっ あそこの運転手さんなら きっと 力を貸してくれるわ。 任せといて。」

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