連続テレビ小説「花子とアン」第114回「春の贈りもの」【第19週】

かよ「いらっしゃいませ。」

蓮子「ごきげんよう 皆様。」

花子「ごきげんよう 蓮様 龍一さん。」

龍一「どうも。」

花子「ごきげんよう 純平君。」

純平「ごきげんよう。」

<あの純平君も こんなに大きくなりました。 そして 宮本家には 2人目も生まれました。>

龍一「富士子です。 蓮子が 花子さんのお母さんみたいに 優しい女性になってほしいって 言うんで。」

(泣き声)

英治「へえ~ 富士子ちゃんか~。」

歩「純平君 一緒にお絵描きしよう。」

純平「うん。」

蓮子「かよちゃん 今日は お招きありがとう。 屋台もよかったけれど このお店も すてきね。 自分の力でお店を開くなんて すごいわ。」

かよ「ありがとうございます。 いらっしゃいませ。」

醍醐「ごきげんよう。」

花子「醍醐さん ごきげんよう。」

<開店祝いに みんなが顔をそろえました。>

かよ「さあ どうぞ座って下さい。」

花子「かよ みんなに挨拶しろし。」

かよ「てっ?」

かよ「皆さん。 今日は お集まり頂き 本当にありがとうございます。 お客さんが おなかいっぱいになって 元気んなれるような店を目指して こぴっと頑張りますので どうぞ ごひいきに。」

蓮子「さあ 乾杯しましょう。」

英治「じゃあ かよさんの店を 一番楽しみにしていた うちの父から ひと言。」

平祐「それでは かよさん 開店おめでとう。 乾杯!」

一同「乾杯!」

かよ「ありがとうございます。」

一同「おめでとう。」

(拍手)

醍醐「私も ご報告があります。 蓮子様の事件を 取材していた記事を 昨年より 『文芸東洋』で 連載してまいりましたが この度 一冊の本として 出版の運びとなりました。」

花子「醍醐さん… すごいじゃない!」

醍醐「ありがとう。」

平祐「醍醐さんの連載 よく そこまでと思うほど 深く踏み込んだ内容になってて いい記事だった。 評判もよかったね。」

醍醐「ありがとうございます。 それも これも 蓮子様と宮本さんが 愛のために 大胆な事件を 起こして下さったおかげです。 お二人の勇気に感謝致します。」

龍一「いや 感謝って…。」

蓮子「さんざん批判は されたけれど 感謝されたのは 初めてね。 醍醐さんが 私の事を 書いて下さったおかげで 私も 小説のお仕事を頂いたのよ。」

花子「あの小説 本当に面白かったわ。」

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