スコットの部屋
<その陰で 激しく傷ついてる人が いたのです。>
給湯室
醍醐「はなさん ずるいわ。 あんなに英語がお上手なのに 隠してたなんて。」
一条「学校中 大評判ですよ。 英語の課題で 最高点を頂いたそうね。」
白鳥「『能ある鷹は 爪を隠す』と 申しますけれど あなたが鷹とは 驚きました。 人は 見かけに よらないものですね。 ホホホホホ!」
茂木「さあ お茶が入りましたよ。」
一同「はい。」
はな「おら… 失礼しやす。」
講堂
はな「神様。 おら とんでもねえこんしちまった…。」
回想
はな「何でえ こりゃあ。 何て書えてあるずらか? 手紙みてえだな。」
<はなは わらにもすがる思いでした。 まさか それが恋文とは 思ってもみなかったのです。>
回想終了
はな「あれは スコット先生が 大切な人に書えた手紙で あの歌も 大切な人を思って歌ってただ。 おら 取り返しのつかんこんしちまった。 神様 どうしたらいいずらか? 教えてくりょうし。」
スコットの部屋
醍醐「スコット先生。 お掃除に参りました。 スコット先生。」
富山「今日は お掃除は しなくていいそうです。」
はな「あの… スコット先生は…。」
富山「体調を崩されてしまって。」
食堂
茂木「スコット先生 食事も喉を通らないなんて どうかしたのかしら。」
富山「さあ。」