あらすじ
花子(吉高由里子)がラジオの語り手を始めて一週間たったある日、蓮子(仲間由紀恵)がある女性を連れて村岡家を訪れる。そのしょうすいした女性がもも(土屋太鳳)であることに気づき、驚く花子と英治(鈴木亮平)。北海道で幸せに暮らしているとばかり思われていたももは、すっかりやつれていた。夫を亡くし、北海道での生活に耐え切れずに逃げ出してきたことを聞いた花子は、何も気づいてやれなかったことを悔いる…。
124回ネタバレ
JOAK東京放送局
スタジオ
有馬「ただいまから 『コドモの時間』の放送です。」
花子「ぜ… 全国のお小さい方々 ごきげんよう。」
<花子が 翻訳家として活躍する一方 ラジオのおばさんとしての 第一歩を踏み出しました。>
<それから 1週間後の事でした。>
村岡家
書斎
蓮子「ごきげんよう。 はなちゃん。」
花子「はい。」
玄関
花子「蓮様 どうなさったの? てっ… もも!?」
蓮子「ももちゃん。」
もも「ご無沙汰してます… お姉ちゃん。」
<北海道に嫁いで 幸せに暮らしていたはずの ももに 何があったのでしょうか?>
居間
蓮子「最初 うちにいらした時は あの ももちゃんだなんて ちっとも気が付かなくて 驚いたわ。 私は ももちゃんが小さい頃 甲府のおうちで お会いしたきりだから。
英治「僕らも 結婚式以来です。 そうだよね? ももさん。」
もも「あ… はい…。 結婚式の時は 高い旅費を出して頂いて ありがとうございました。」
英治「そんな そんな。 こちらこそ 遠い所を駆けつけて下さって ありがとうございました。」
花子「それにしても 突然 蓮様と一緒に来るんだもん。 びっくりしたわ。 さあ いっぱい焼いたから 遠慮しないで 好きなだけ食べて。」
もも「頂きます。」
花子「もも…。 東京に来るなら 連絡してくれてもよかったのに。 旦那さんと一緒に来たの?」
蓮子「ももちゃんは 北海道の生活に耐えきれずに 逃げてきたそうよ。」
もも「主人は 去年 亡くなって…。」
花子「お姉やん そんな事 ちっとも知らなくて…。」