連続テレビ小説「花子とアン」第136回「アンとの出会い」【第23週】

あらすじ

花子(吉高由里子)は、蓮子(仲間由紀恵)と決別してしまったあとも、ラジオの語り手を続けていた。ちょうど戦地から帰国した宇田川(山田真歩)が、ラジオで帰国報告講演をすることになり、花子は宇田川と再会する。日頃から戦争の話を避けたがる花子を苦々しく思っていた漆原(岩松了)は、戦意高揚を熱く語る宇田川を絶賛するのだった。そんなある日、スコット(ハンナ・グレース)が、一冊の本を持って村岡家を訪れる…。

136ネタバレ

カフェー・タイム

蓮子「私は 時代の波に 平服したりしない。 世の中が どこへ向かおうと 言いたい事を言う 書きたい事を書くわ。 あなたのように ひきょうな生き方はしたくないの。」

花子「私たち… 生きる道が違ってしまったわね。」

蓮子「さようなら。」

花子「お元気で。」

JOAK東京放送局

<蓮子と決別したまま 花子はラジオのおばさんを 続けておりました。>

スタジオ

花子「全国のお小さい方々 ごきげんよう。 『コドモの新聞』のお時間です。 まず 初めのお話は 元気なお年寄りのお話です。」

廊下

花子『今年 84歳におなりの おばあさんが 大阪から飛行機に乗って 東京においでになりました。 『飛行機は 怖い』というような 臆病な事は言わないで 『東京見物には 飛行機で行きましょう』と 息子さんに勧め…』。

宇田川「相変わらず なまぬるいわね。 大陸の戦場では 日本兵が 命懸けで戦ってるっていうのに。 おばあさんが 飛行機に乗った話なんか どうでもいいじゃないの。」

漆原「全く同感です。 村岡先生は 戦争の話を殊更 避けるので 我々としても困ってるんですよ。」

宇田川「まあ 『みみずの女王』らしいっちゃ らしいけど。」

漆原「『みみずの女王』?」

宇田川「いえ 何でもありません。 参りましょう。」

スタジオ

花子「お年寄りでも こんなに お元気な事を伺いますと 私たちも もっともっと 元気よく致したいと思いますね。」

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