連続テレビ小説「花子とアン」第137回「アンとの出会い」【第23週】

あらすじ

スコット(ハンナ・グレース)から、『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の原書を手渡された花子(吉高由里子)。スコットは友情の記念として持っていて欲しい、と花子に語る。傍らで本に興味しんしんの美里(岩崎未来)を見たスコットは、花子の小さい頃みたいだと言い、花子は、子どもの頃スコットの歌を聞いて初めて英語が心に響いてきた、と思い出を語るのだった。やがてスコットが去ったあと、その本を読み始めた花子は…。

137ネタバレ

村岡家

1939年(昭和14年)・10月

<9月に第二次世界大戦が始まり いよいよ スコット先生も カナダに帰国する事を決意しました。>

居間

スコット『あなたに渡したい本があります』

花子「『ANNE of GREEN GABLES』。」

<花子は ついに あの本に出会いました。>

スコット『ルーシー・モンゴメリという カナダの作家の作品です 日本にいる間 この本が心の友でした』

花子「そんな大切な本いただけません」

スコット『あなたに持っていてほしい 私たちの友情の記念に』

花子「友情の記念…。」

美里「お母ちゃま 何のお話 してるの?」

花子「スコット先生がね この大切なご本を 下さるとおっしゃってるの。」

美里「何ていう ご本?」

花子「『ANNE of GREEN GABLES』。 そのまま訳すと 『緑の切り妻屋根のアン』ね。」

美里「どんなお話なの?」

花子「お母ちゃまも まだ読んだ事がないから 分からないわ。」

スコット『あなたの小さい頃を 思い出しますね』

花子「お母ちゃまの小さい頃を 見ているようですねって。 お母ちゃま 美里ぐらいの時 英語が大っ嫌いだったの。」

もも「てっ! お姉やんが英語大っ嫌いだったなんて信じられない。」

花子「修和に入ったばかりの頃 みんなが何をしゃべってるか ちっとも分からなかったんだもの。 でも… スコット先生のお歌を聴いたら 初めて 英語が 心に優しく響いてきたの。」

回想

♬~(英語での歌声)

花子「スコット先生…。」

♬~(歌声)

回想終了

花子『私はスコット先生の 『The Water ls Wide』が 大好きだったんです』

スコット「Oh, really?」

美里「お母ちゃま 歌ってみて!」

花子「えっ 今?」

もも「私も聴いてみたい!」

花子『スコット先生 一緒に歌ってください』

スコット『もちろん』

♬『この海は広すぎて 私には渡れません 大空を舞う羽もありません どうか ふたりが乗れる小舟をください ふたりで漕いでゆきます 愛する人と私で』

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク