尋常小学校
教室
「『男子の務めと女子の務め』。」
<はなの見合いから 数日後の事でございました。>
「『女子は 妻となりて 一家の世話をなす者にて 男子の務めと女子の務めとは その間に異なるところあり。 女子が うちにいて 一家の世話をなし 家庭の和楽を計るは やがて 一国の良風美俗を 作るゆえんなり』。」
キヨシ「あれ 誰ずら?」
ミヨ「はな先生を見てるじゃんけ。」
マサル「怪しいじゃん。」
はな「みんな どうしたの? ちゃんと 教科書を読んで。」
キヨシ「ふんだって 廊下に 変なおじやん いるだよ。」
はな「変なおじやん?」
吉平「ぐっど アフタヌーン。 はな。」
はな「てっ! おとう!?」
<行方知れずだった吉平が なんと 4年ぶりに帰ってきました。 ごきげんよう。 さようなら。>