連続テレビ小説「花子とアン」第80回「ゆれる思い」【第14週】

聡文堂

須藤「(ため息) 安東君 どう?」

はな「まだ かかりそうです。」

須藤「今日 うち 結婚記念日なんだよな。」

はな「あっ じゃあ 奥様 おうちでお待ちでしょうから あとは 任せて下さい!」

須藤「明日の朝一番に尾崎先生のとこ 持ってくんだけど 大丈夫?」

はな「はい。」

須藤「じゃあ 悪いけど お先! 失礼します。」

はな「ごきげんよう。」

(雷鳴と雨の音)

回想

英治「うわっ!」

はな「てっ! あっ…。」

回想終了

梶原「安東君。」

はな「編集長…。」

梶原「英治君と何があったか 知らないが そういう時こそ 仕事を頑張りなさい。 仕事は 裏切らないよ。 『にじいろ』の次号に向けて また頑張ってくれって事だ。 期待してるぞ。」

はな「もちろん 頑張ります。」

梶原「じゃあ お先に。」

はな「お疲れさまでした。 ごきげんよう。」

(ドアが閉まる音)

<降りやまない雨は ない。 はなの心に降る雨も いつかは やむのでしょうか。 ごきげんよう。 さようなら。>

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