誠「眠った? お義母さんは。」
純「うん ようやく。」
誠「なんか 純さんのことわからんかったみたいやけど。」
純「うん ちょっと 今日体調悪いみたい。 そっちこそ どうしたの今日は?」
誠「愛ちゃんのことに決まってるやん。」
純「やっぱり 愛君 実家帰ってるんだ。」
誠「昨日 ママと3人で 愛ちゃんが作ってくれた夕飯食べたけど おいしかったな。 これから毎日 あんなん食べれるかと思うと ママも喜んでたで。」
純「そうなんだ よかったね。」
誠「なに 情けないこと言うてんの? 聞いたで もうホテル就職せえへんのやて?」
純「その方がいいのよ。 ホテル業界の人のためにもさ 私 ホテルクラッシャーだからさ。」
誠「あっそう…。 わかった それやったら これ!」
純「なにこれ?」
誠「愛ちゃんに頼まれた 純さんの気が変わらへんねやったら 渡してくれって。 早くウチに来て 帰ってきてくれって 頼んだら?」
純「なんで そんなことしなきゃいけないの 私が? だって勝手に出てったの あっちでしょ?」
誠「つまらん意地はらんと 早く仲直りすれば?」
純「ああ あのね 私はね 新しい就職先も決まったの あ 誠ちゃんにも ここ ステキなお店だから 是非 遊びにきて。 じゃあ 行ってくるから。」
誠「ちょっと 純さん?」
純「うん? ああ 誠ちゃん ちょっと ここで待っててくれる? 剛呼んで来るからさ。」
誠「それは いいけどね これは どうすんの?」
純「ああ… やっとく やっとく やっとく じゃあね。 行ってきます。」
誠「ちょっと 純さん。」
J&A
純「失礼します。 お似合いですよ。」
「そう? 本当に?」
純「…すみません。」
次から 似合わないと思ったら なんて言えばいいんだろう… 聞いとかないと。
先輩店員「待田さん。」
純「はい。」
先輩店員「食事行っていいわよ。」
純「はい。」
昼休憩
ずっと立ってたから 足がパンパンだ。 ああ… どうしよう
な なんて打てばいいんだ…
純✉『離婚なんてバカなこと言ってないで、帰ってきたら?』
愛✉『そっちが反省して、あやまるンなら。帰ってやっても』
純✉『誰がそんなことするか。あたしは、日本一のカリスマ店員になったるんじゃ』
愛✉『そんなモンなれるわけないだろ、バーカ』
うーん お父ちゃん なにやってるんだろう 私
純『ずっとお家でママに甘えてろ、ガキ!』