ロビー
結局 これのこと 言うの忘れてしまった… げ! 愛くんママ…
純「どうも…」
多恵子「あら あなた まだ 生きていたの ストーカーに殺されたかと思ったのに」
いきなり 先制パンチ…
純「安心してください お義母さん これからは 愛くんが 何があっても 私のこと守ってくれますから」
多恵子「お願いだから 人前で その呼び方するのやめてくれる? あなたが その名札つけてるだけでも 不愉快なんだから」
中津留「そうか 先制の義理の娘さんでしたね 彼女」
多恵子「やめてくれますか 総支配人 夏のやぶ蚊みたいに いくら追っ払っても ついてくるだけですから この人が」
今度はやぶ蚊 扱いかよ
中津留「君 くれぐれも失礼がないようにね 大事な方なんだから 待田先生は」
あ 影薄いから 忘れてた
純「あ! そう支配人 ちょっと あの 待って下さい あの お願いがあるんですけど」
中津留「え?」
純「ちょっと 待って下さいよ あの」
総支配人室
中津留「いい企画書じゃないか」
純「じゃあ! 許可してもらえるんですか? ロビーでの結婚式」
中津留「各部署に根回しが済んでるんだろうね?」
純「あ… いや… あのそれが まだ…」
中津留「だったら 早く OKを取ってきなさい すぐに許可するから」
純「いや それが あの部長も 宿泊部長も 全然相手してくれなくて」
中津留「そこをなんとかするのが 企画立案者の やる気と熱意でしょ まあ 頑張って」
純「いや あの ちょっと 待ってください これだけでも すみません お願いします」
中津留「はい どうも失礼しました」
純「怖っ」
おじぃ なんなの 一体 どうつもこいつも 他に人の 許可取ってこいって