連続テレビ小説「純と愛」72話「さいしゅうけっせん」ネタバレ

おじぃ この世 魔法の国なんかないんだ 悲しい 人間の 欲望という国しか…

(携帯の着信)

多恵子「あれから 魔法の国はどうなったかと思って。」

愛「それは…。」

多恵子「その声からすると もう無くなったみたいね。」

愛「純さんのおとうさんに ホテルの土地と建物 先に売ればって言ったのは…」

多恵子「そういう既成事実を作ってしまえば あの母親が 諦めてビーチ手放すことくらい 今まで似たような事例散々見てきたから 分かるのよ 先生がそうおっしゃるなら安心ですって 梨田さん達も信頼してくれたわよ あそこの顧問弁護士だから 私。」

愛「じゃあ こうなること見越して 僕たち 僕たちにアドバイスくれたんですか?」

多恵子「あなたが あの女と縁を切るためなら これぐらいのこと いくらでもするわよ これからも(電話を切る)」

狩野家

善行「大阪 帰ったらな 俺一生懸命 働くわ あ! 梨田さんがな 会社のそばにな ええマンション見つけてくれたんや きっと 気に入るわ おい! 大阪 一緒に行くか? 白旗上げて 降参やな。」

晴海「ごめんね 純。 でもね 剛はまだ 子供だし 正のとこにも もうすぐ 子供が生まれるから 親としては これ以上 苦労をかけたくないの。」

正「ちょっと待ってって マリヤ。」

マリヤ「お義母さん 長い間 お世話になりました。」

晴海「どうしたの 2人共?」

マリヤ「私もう お義父さんと口も聞きたくないね だから 一緒に住めない グッバイです。」

晴海「ちょっと 待ってよ。 もうすぐ 赤ちゃん産まれるのに。」

善行「おい。」

マリヤ「正 行くよ!」

正「頼むからさ 考え直してよ。」

善行「正!」

剛「お世話になりました。」

善行「剛? 剛!」

晴海「何やってるの?」

剛「俺も誠ちゃんみたいに 自分を見つめ直す旅に出ることにしたよ。」

晴海「何言ってるのよ あんたまで ちょっと! 剛。」

純「結局バラバラじゃん 家族みんな。」

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