連続テレビ小説「カーネーション」第140回「奇跡」【第25週】

病院

待合所

看護師「小原さ~ん。」

糸子「は~い。 すんません。」

診察室

「ここ どない?」

糸子「あ 痛い 痛い。」

<4年前から うちの体には ヘルペス ちゅうのが でけるようなって この痛みが 悩みの種>

「ま 体に あんまり負担をかけんと 仕事もお酒も ほどほどに。」

糸子「はあ そない思うんやけど じっとしてたら 痛みが 忘れられへんさかい つい 何やかんや してしまうんですわ。」

<毎回 おんなし事 言うて。 そのあと 整形外科へ回って>

整形外科

「どうですか?」

糸子「イテテテ… 痛い。」

「まあ 膝に負担かけるような事は せん事ですよ。」

糸子「はあ… そない思うんやけど じっとしてたら 痛みが忘れられへんさかい つい 何やかんや してしまうんですわ。」

<こっちでも おんなし事 言うて そら 治らんわな>

待合所

香川「小原先生?! どもう こんにちは。」

糸子「あ~ こんにちは。」

香川「今日は 診察ですか?」

糸子「はあ そうなんです。」

香川「ちょうど よかった。 実は その 今日 午後でも 先生のお店 寄らせて もらおうかと 思てたんですわ。」

糸子「うちの店… 何で また?」

香川「実は その 相談したい事が ありまして。」

糸子「相談…?」

香川「先生 今 ちょっと お時間ありますか?」

糸子「いや うち 薬 待ってるんです。」

香川「いや~ それやったら お帰りの時に お渡ししますよって ちょっと ほんのちょっと。」

糸子「あ… いや…。」

香川「行きまひょ。 行きまひょ。」

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