糸子「80歳? まだまだ 女学生みたいなもんやな。」
「それ 先生に言われたら かなわんわ。」
糸子「ハハハハハ。 うちかて やっと このごろ どないか 一丁前になれてきたかな ちゅうくらいやで。」
「そうですか。」
糸子「ほれ!」
「うわ! いや~ うれしい。」
糸子「どない? 好き?」
「好き 好き。 エヘヘヘ。」
糸子「白が ええ。」
「ご苦労さんでしたなあ。」
「どうも。」
孝枝「ほな 先生 行きましょか?」
糸子「孝ちゃん ちょっと待っといて。」
孝枝「は?」
糸子「すぐ戻るよって。」
孝枝「はあ。」
病室