玄関前
<聡子の名前が決まって 縫い子らは ケーキを呼ばれて みんな ちょっと 元気を取り戻しました>
貞子「あれ ほんまや!」
<せやけど 本題は こっからです>
貞子「そしたら おかあさん お体 大事にして下さい。」
ハル「おおきに。 おかあさんもな。」
貞子「へえ おおきに!」
ハル「どうぞ おとうさんも。」
清三郎「ああ ありがとう。 まあ こんな ご時勢ですけど お互いに 長生きしましょうな。」
ハル「はい。」
糸子「おばあちゃん?」
貞子「え?」
糸子「そのモンペ 何?」
貞子「え? ああ これか? ええやろ? 大島や。」
糸子「大島?」
貞子「私の持っとう大島の中でも いっちばん ええもん モンペにしたったんや。 ハハハ!」