連続テレビ小説「カーネーション」第61回「切なる願い」【第11週】

あらすじ

善作(小林薫)が、火鉢に油の瓶を落としたことから火事になり、糸子(尾野真千子)は身重の体も忘れて必死に善作を助け、病院へ運び込む。一命を取りとめたものの、善作は絶対安静を命じられて小原家へ戻ってくる。千代(麻生祐未)や妹たちに頼ることもできず、休む間もなく後片づけを始める糸子だが、陣痛が来て、その夜三女を産む。無事誕生を知って、隣の部屋で寝ていた善作もハル(正司照枝)も安どの涙を流すのだった。

61ネタバレ

小原家

居間

糸子「どないしたん?!」

千代「きゃ~ おとうちゃん!」

ハル「善作!」

糸子「お父ちゃん!」

千代「おとうちゃん! おとうちゃん!」

善作「あっ ああ ああ~!」

千代「おとうちゃん! おとうちゃん!」

糸子「どいて! 水!」

玄関前

木岡「糸ちゃん? 善ちゃん? どないしたん? あっ! え えらいこっちゃ!」

美代「あ あっ!」

居間

糸子「おっちゃん リヤカー 出して! お父ちゃん 病院 運ぶ! お父ちゃん! お父ちゃん!」

玄関前

木之元「辛抱しいや な!」

木岡「善ちゃん 行くで!」

居間

(千代の悲鳴)

昌子「この布団 早く 外 出して!」

(千代の悲鳴)

病院

廊下

美代「どない?」

木岡「今 診てもうてる。」

美代「ほうか…。 糸ちゃん。 あんた 着替え。」

糸子「え?」

美代「『え?』と ちゃうやん。 この寒いのに そんな びしょびしょで 風邪でも ひいて おなかの子に 障ったら どないすんねん!」

糸子「ほんまや。 びしゃびしゃや。 体 震える思た…。」

美代「はい。」

更衣室

糸子「はあ…。 はあ… 火事 見てもうた…。」

(ドアの開く音)

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