連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第12話「1942-1943」【第3週】

安子の部屋

金太「安子…? 配達 間違うとったって?」

安子「ごめんなさい 私が間違うて…。」

金太「ああ いや。 いやいや。 あの… どこからの注文じゃったんじゃ? 電話を受けたんも おめえじゃろお?」

安子「ごめんなさい。 私が間違うたんです。」

金太「安子…。」

安子「ごめんなさい。」

お菓子司・たちばな

きぬ「稔さんには会えたん?」

安子「ううん…。」

きぬ「何でえ。 連絡は?」

安子「もう… 来んと思う。」

きぬ「何で?」

喫茶店・ディッパーマウス・ブルース

玄関

ホール

きぬ「すみません。 ここで待ちよったら 会えるかもしれん思うて。」

稔「安子ちゃんのことだよね?」

きぬ「確かに返しました。 さようなら。」

稔「きぬちゃん!? お願いじゃ! ちゃんと説明してくれんかな。」

きぬ「そりゃあ… そうじゃわな。 そねんなるわ。 安子ちゃんが それを持って悩みょうったんです。 どねんして返そう言うて。 見てられなんだから 私が預かりました。 それで… 安子ちゃんには黙って こけえ来たんです。」

稔「これは 何のお金なん?」

雉真家

座敷

美都里「まあ けたたましいと思うたら 稔じゃったん。」

稔「これは どういうことですか。」

美都里「こざかしいこと。 あんたに返すなんて。」

稔「どういうつもりかと聞いてるんです! 」

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