雉真家
ダイニング
美都里「ああ そうそう。 上手じゃねえ るい。」
雪衣「奥様。 日が暮れると冷えますよ。」
美都里「ありがとう。」
(時計の時報)
るい「おばあちゃん。」
美都里「うん?」
るい「ラジオつけてもええですか?」
美都里「ラジオ?」
♬~(ラジオ『COME COME EVERYBODY』)
るい♬『Come, come, everybody How do you do, and how are you? Won‘t you have some candy? One and two and three, four, five? Let’s all sing a happy』
(ラジオを切る)
美都里「ごめんね るい。 おばあちゃん 聴きとうねんじゃ。 稔を殺した国の歌は 聴きとうねんじゃ。」
商店街
ラジオ・平川『Good evening, everybody. How about giving me a big smile? 今年も もう 12月になりましたね。 アメリカですと もう ぼつぼつ クリスマスシーズンがやって来ます』。
雉真家
稔の部屋
ラジオ・平川『We can‘t think of having Christmas without you. お前がいなくちゃ クリスマスも さっぱりじゃからな。 『We can’t think』 私たちは 思うこともできない。 『of having Christmas 』 クリスマスを祝うなんて。 『without you 』 あなたなしで。 あなたのいないままで』。