連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第32話「1948-1951」【第7週】

るい「おいしい あんこの おまじないじゃ。」

美都里「うん?」

るい「食べる人が笑うてくれますようにいうて お願いするんじゃ。」

美都里「そっか…。 そっか そっか…。 おいしゅうな~れ 言うんか。 ハハッ そっか そっか。」

グラウンド

勇「よう見いよ 球!」

千吉「緩やかにじゃが 近頃 売り上げが伸びとるんじゃ。 稔が死んで 野球しかしたことのねえ勇を 跡継ぎにして 一時は どねんなることか思うたが… 大したやつじゃ。」

美都里「今更 何を言よんでえ。 当たり前じゃろう。 私が産んだ子なんじゃから。 自慢の息子じゃ。 稔も 勇も。」

千吉「そうじゃな。」

美都里「うん。」

千吉「ありがとう 美都里。」

<再びクリスマスが近づく頃に 美都里は 稔のいる空の向こうへと旅立ちました>

JAZZBAR・ディッパーマウスブルース

定一「きっと今頃 おばあちゃんが お父ちゃんに るいちゃんのことを話しょおるじゃろう。 ホンマに ええ子に育っとるいうて。」

定一「ほい。」

「ありがとう…。」

定一「はい。 はい どうぞ。」

♬~(『Silent Night』)

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