連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第45話「1962」【第10週】

るい「そうか…。 そうじゃね。 あ… 私 そねえなこと 全然…。 はあ…。」

ジョー「これ。 聴きに来ぉへん?」

るい「『サマーフェスティバル』?」

ジョー「僕も出るよ。」

るい「『大月錠一郎』…。」

<何度も顔を合わせていたはずなのに るいは この時 初めて 錠一郎に出会った気がしました>

竹村家

居間

♬~(テレビ『私の秘密』テーマ音楽)

平助「あっ!」

八木『こんばんは。 月曜の夜は 『私の秘密』で おくつろぎいただきたいと…』。

平助「始まったで 始まった…。」

和子「ハハハハハッ。」

八木『最初の方の秘密は こちらです』。

『私の犬は 歌が歌えます』

和子「ほんまかいな!」

平助「フフフフッ なあ?」

八木『では 田辺さん どうぞ』。

田辺『あなた ご自身のことですか?』。

八木『違います』。

田辺『じゃあ ご家族のこと?』。

八木『家族。 う~ん いや~ どうでしょう』

和子「犬。 犬が 家族や。」

平助「うん うん。」

八木『では 藤沢さん』。

藤沢『ペットのことかしら? ペットのインコの特技!』。

平助「何で インコと思うねん! なあ るいちゃん。 なあ? フフフッ。 フフフフ…。」

和子「ありがとう。」

るい「あの~ おじさん。 おばさん。」

和子「何や? 何か あったんか?」

るい「いえ…。」

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