連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第50話「1962-1963」【第11週】

ジャズ喫茶・Night and Day

ホール

トミー「下手くそが。 全然 響き合ってへん。 もっと共鳴せえ。 共鳴。 ねえ 君。 僕と共鳴せえへんか。」

ベリー「何 それ。 オダサク?」

トミー「何や ベリーか。」

ベリー「何やとは 何や。」

トミー「ベリー。 織田作之助なんか読むん?」

ベリー「ばかにしてんの? 国文科やで。」

トミー「ふ~ん 知らんかった。」

ベリー「あんたこそ 小説なんか読むんや。」

トミー「当たり前や。 全ての学問は 音楽に通ず。」

ベリー「大層やなあ。」

トミー「俺は ジョーとは違う。 あんなトランペットしか知らんやつとは。」

ベリー「私も頂戴。」

トミー「おい おいおい。」

ベリー「私かて サッチモとは違う。 何でやの? 何で ジョーは 私のこと見てくれへんの。 何で 私には あんなにつれないくせして… ちんくしゃサッチモの前では あんな顔見せんの。」

トミー「ああ このセッションはええな。 ベリー。」

ベリー「何!」

トミー「ジョーとデートさしたろか?」

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