連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第6話「1939-1941」【第二週】

安子「うん。 頑張られえよ。」

勇「おう。 あのな あんこ。」

安子「うん。」

勇「わし…。」

安子「うん? 何?」

勇「あ… いや… 甲子園出れたら その時 言うわ。 ほんならの。」

餅つき

一同「よいしょ!」

「はい!」

一同「よいしょ!」

「はい!」

一同「よいしょ!」

「はい!」

一同「よいしょ!」

一同「よいしょ! よいしょ!」

一同「よいしょ! よいしょ!」

一同「よいしょ! よいしょ!」

稔『安子ちゃん。 残念ですが 正月は 岡山に帰れなくなりました。 父と2人で 船場の取引先に 年始回りに行くことになったのです。 映画の約束 守れなくて ごめん』。

雉真家

座敷

美都里「正月くれえ ゆっくり休ませて あげりゃあ ええじゃねえですか。 稔だって うちで お節や お雑煮を 食べてえでしょうに。」

千吉「稔は いずれ 後を継ぐんじゃ。 予科生ともなりゃあ 取引先とのつきあいを 知っとかにゃあならん。」

神社

安子『稔さん。 明けましておめでとうございます。 お正月からお仕事とのこと どうぞ お疲れの出ませんように』。

安子「(小声で)そして 早う会えますように…。」

喫茶店・ディッパーマウス・ブルース

安子『初詣の帰りに ディッパーマウス・ブルースの前を 通りかかりました』。

安子「あっ 明けましておめでとうございます。」

定一「はい おめでとう。 あっ 安子ちゃんじゃ。 稔のガールフレンド。」

安子「あ… 違います ガールフレンドなんかじゃ…。」

定一「まあ コーヒーでも飲んでいかれえ。」

安子「えっ…。」

定一「ごちそうするわ。」

きぬ「ありがとうございます。」

安子「いやいや…。」

安子『きぬちゃんと2人で あのおいしいコーヒーを ごちそうになりました』。

食堂

ラジオ『全国中等学校優勝野球大会 大阪大会の結果です』。

稔『安子ちゃん。 夏が近づいてきました。 甲子園の地方予選が始まったね。 勇の学校は 有望だと聞いています』。

橘家

お菓子司・たちばな

安子『稔さん。 弓丘中が とうとう地方予選の決勝に 進むことになりました。 勇ちゃんは 今日も大活躍でした』。

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