一駒「ニセモノじゃないわよ。」
ミワ「えっ…。」
一駒「久保田ミワさん… あなたは本物よ。」
ミワ「一駒さん…。」
一駒「最初はニセモノとして 始まったのかもしれないけど でも あなたはちゃんと本物になった。 だから 次は胸を張って生きなさい。」
ミワ「はい。」
控え室
越乃「あっ ミワさん いた。」
ミワ「越乃さん!」
越乃「はっちゃん 戻ってきたんでしょ?」
ミワ「はい。」
越乃「どう? まだ引退するとか言ってる?」
ミワ「それが… お戻りになってから まだ お話しできてないんです。」
越乃「そっか… じゃあ 説得しなきゃね。」
ミワ「えっ。」
越乃「はっちゃん 書斎にいる?」
ミワ「はい そうだと思います。」
越乃「案内して。」
ミワ「あっ はい。」
廊下
ミワ「こちらです。」
越乃「うん。 じゃあ ここからは ミワさんにお願いしよっかな。」
ミワ「え… ええっ!? いや そんな…。」
越乃「悔しいけど 結局 はっちゃんが 今 一番信頼してるのはミワさんなのよね。」
ミワ「え…? そんな 越乃さんまで 藤浦さんと同じようなこと 言わないで下さい。」
回想
藤浦「あなたには まだ やってほしい仕事が 残ってるんだから。」
ミワ「え…?」
藤浦「引退を撤回するよう 八海を説得しなさい。」
ミワ「え… 私が ですか?」
藤浦「私より あなたに言ってもらったほうが 効果はあるから。」
回想終了
越乃「大丈夫。 もし ミワさんが撃沈したら 私が乗り込んでいくから。」
ミワ「え?」
越乃「行っといで!」
ミワ「…はい。」
(ノック)
書斎
八海「はい。」
ミワ「失礼します。」
回想
回想終了
<あの時と何ら変わらない 神々しいお姿…>