夜ドラ「ミワさんなりすます」(第8回)

書斎

ミワ「失礼します。」

<八海サマに会えた…>

ミワ「ここに置いておきますね。」

八海「ありがとうございます。 ん?」

ミワ「あ… いえ このハム ネットでは 塊を持って ナイフで切りながら食べられる っていうふうに言われていて あの…。」

八海「ネットのうわさというのは 本当に やっかいですね。 合ってればいいんですが 間違いも多い。 でも 私から いちいち訂正するのも バカらしい。」

ミワ「書かれっぱなし…。」

八海「そうなんです。 でも ここのハムが好きだというのは 本当です。」

ミワ「そうなんですか。」

八海「どうですか 一口。」

ミワ「え…。」

<これは… あ~ん!>

ミワ「いや そんな めっそうもございません。」

八海「一口だけ。 これまでのハムの概念が変わりますから。」

<いや 正直 ハムが問題なんじゃないんです!>

八海「ハムは お嫌いですか。」

ミワ「好きです。 大好きです。」

八海「じゃあ どうぞ。」

藤浦「失礼します。」

ミワ「じゃあ 後で頂きますね。」

八海「ぜひ 感想を聞かせてください。」

ミワ「…はい。」

藤浦「八海さん 明日のスケジュールの件ですが いいですか?」

八海「もちろん。」

ミワ「失礼します。 失礼いたしました。」

キッチン

<なりすまし… こんな卑劣で醜いウソが いつまで通用するというのだろう。 今 辞めれば 幸せな思い出だけで 終われるかもしれない>

<最初は 八海サマに会えたら十分だった。 でも それだけでは辞められなかった。 もっと会いたい。 もっと話したい。 もっと近くにいたい。 次々と現れる欲望が 私の僅かな理性を奪っていった>

控え室

<これ以上 何を望むというのか? もう終わりにしよう。 今 引き返さなければ 本当に手遅れになる>

ミワ宅

さくら「ミワさん。」

ミワ「え…。」

さくら「久保田ミワさん… ですよね?」

さくら「はじめまして 美羽さくらです。」

回想

ミワ「三毛猫ハウスサービス 美羽さくら…。」

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