道中
ミワ「(荒い息遣い)」
八海邸
リビング
藤浦「もしもし 三毛猫ハウスサービスさんですか? 藤浦です。 いつもお世話になっております。 美羽さくらさんの経歴について お尋ねしたいんですが。 資格の証明書など お送り頂くことは可能ですか? はい… はい よろしくお願いいたします。 失礼いたします。」
池月「失礼します。 買い出しに ちょっと お車 お借りしていいですか?」
藤浦「それはら ミワさんが使ってると思うけど。」
池月「え? 車 ありますけど。」
藤浦「…え?」
道中
ミワ「(荒い息遣い) 佐藤ハム どこ!?」
八海邸
キッチン
池月「ただいま戻りました~。」
一駒「おかえりなさ~い。」
池月「一駒さんに頼まれてたお水 値上がりしてたので買いませんでした。」
一駒「あら やだ~ 残念。」
池月「あれ? ミワさん まだ帰ってないんですか?」
一駒「そうなのよ。」
道中
ミワ「(荒い息遣い) 八海サマのハム…。 八海サマの… ハム…。」
八海「ミワさんも食べませんか。 最高ですよ。 あ~ん。 あ~ん。」
ミワ「そんな ダメです 八海サマ!」
(ハムが落ちる)
ミワ「え… あ~!」
八海邸
リビング
池月「でも 何でミワさん 自転車で行ったんでしょうね?」
一駒「セレブだからじゃない?」
池月「逆に?」
一駒「私も最近 車やめて自転車にしてるのよ。」
池月「ああ… なるほど。」
一駒「あら ご主人様?」
池月「え?」
一駒「もしかして… ハム待ち?」
池月「ハム待ちですね。」