連続テレビ小説「なつぞら」第126話「なつよ、新しい命を迎えよ」【第21週】

坂場家

(優の泣き声)

坂場「はいはい… うん?」

東洋動画スタジオ

テレビ班 作画室

なつ「それじゃ お疲れさまでした。」

一同「お疲れさまでした。」

坂場家

寝室

なつ「優ちゃん! はい おいで。 よいしょ…。 ただいま…。 ずっと我慢してたんだわ…。 何か 変わった様子はなかった?」

坂場「うん 何もないよ。 そこのノートに ミルクの時間と飲んだ量 あと 排便や昼寝の時間も 書いておいたから。」

なつ「あ~ さすが! ありがとう。」

坂場「あ… ごめん 買い物にも行けてなくて まだ何も作ってないんだ。」

なつ「いいよ 私が 何か作る。 ごめんね 大変だったね。」

坂場「そっちは どうだった?」

なつ「なんも。 すぐに作監ってことじゃなかった。 ただ 古巣に戻っただけだった。」

坂場「配慮してくれたんだろ。 君だって そう毎日 残業が続くような仕事になったら 神経が もたいないんじゃないか? その調子だと。」

なつ「そうかもしれない… 生まれてから やっと気付いた。 一番の敵は 子どものことが 気になってしょうがない 自分自身だって。」

(優の泣き声)

坂場「ん…。」

なつ「ああ…。」

坂場「あ… いいよ 君は寝てて。」

なつ「大丈夫。 いる時は なるべく母乳をあげたいから。 おいで。」

<敵は 寝不足でもありました。>

産婦人科

(3か月健診)

<敵は 優の病への心配でもありました。>

秀子「できまちた。 お母さんの元気が 優ちゃんの元気です。 お母さん お願いします。」

なつ「はい。」

秀子「あれ?」

なつ「あれ?」

秀子「あれ?」

東洋動画スタジオ

テレビ班 作画室

なつ「アニーが ここで 魔法が使えなくなる とういうのは どうでしょう?」

<味方は 仕事への情熱です。>

「自分が助けられるみたいな…。」

坂場家

寝室

坂場「気持ちいいですか?」

<味方は イッキュウさんの 楽しそうな協力でした。>

坂場「ほら 気持よかったな。 優。」

<何よりの味方は この絶対的な いとおしさです。>

なつ「優。」

坂場「優。」

リビング

なつ「うん?」

坂場「実は 今日ね… 昼間 優が笑ったんだ。」

なつ「えっ。」

坂場「僕の顔見て 初めて笑ったんだよ。」

なつ「え~ うそだ… ずるい! 優ちゃん…。」

<敵は つまらない嫉妬だったりもしました。>

寝室

なつ「優ちゃん これ 頂戴。」

<だけど やっぱり 最大の味方は 優の成長と それを知る喜びでした。>

坂場「おお… お…。」

なつ「お~ 優ちゃん!」

坂場「優 すごい!」

なつ「偉いね… これ好き?」

坂場「すごいな 優。」

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