連続テレビ小説「なつぞら」第135話「なつよ、天陽くんにさよならを」【第23週】

あらすじ

なつ(広瀬すず)は娘の優を連れて天陽(吉沢亮)の家を訪ねる。山田(戸次重幸)とタミ(小林綾子)は、あの日の夜のことをなつに語りだす。これからの生活のために、離農を考えているという山田に、陽平(犬飼貴丈)も同意するが、靖枝(大原櫻子)はこの土地から動きたくないと訴えかけ、あの晩帰ってきた天陽の思いを語りだす。やがて、天陽のアトリエで一人になったなつは、天陽の描いた自画像と向き合い…。

135ネタバレ

山田家

馬小屋

優「ママ ほんものだ!」

なつ「え…?」

優「ほんもののお馬さんがいるよ! ねえ ママ これが ほんものでしょ? ほんもののお馬さん やっと見られたね ママ。」

なつ「優… どうして これが本物だと思ったの? 動かないのに…。」

優「だって… 絵を動かすのは ママのお仕事でしょ? ママ 泣かないで…。 ママ…。」

居間

タミ「あの日は 夜に突然 病院から帰ってきてね…。 退院が 来週に決まったって… それで 待っていられなくて あの子は 絵を描きに戻ってきたって…。」

正治「したけど そんな事実はなかったのさ。」

なつ「えっ?」

正治「病院に確かめたら… 来週 退院だなんて 言われていなかったんだわ。」

剛男「うそだったんですか?」

正治「ええ。」

富士子「どうして そんな…。」

タミ「あの子は 分かったんだと思います。 自分がもう ダメなことを…。」

正治「医者が もうダメだということを いつ告げようかと考えていたそうです。」

タミ「それで あの子は 最後に 家族に会いたくて… ここへ 帰ってきてくれたんだと思います。 あの体で 自転車に乗って… 家族のもとへ帰って来たんでしょう…。」

回想

道夫「父ちゃん!」

彩子「父ちゃん!」

天陽「道夫 彩子 元気にしてたか? ただいま。」

道夫「お帰んなさい。」

彩子「お帰んなさい。」

回想終了

正治「天陽は 生活のために 絵を売っていましたから… 天陽は 最後まで 家族のために 絵を残そうとしたのかもしれません。」

剛男「あの… これから どうなさるおつもりですか?」

正治「あいつが いなくなっては… 離農するしかないと考えてます。」

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