あらすじ
病院を抜け出してきた天陽(吉沢亮)は、アトリエに籠もり、徹夜で描き続けて一枚の絵を完成させる。天陽は、一晩中寄り添っていた靖枝(大原櫻子)を起こし、絵が出来たことを伝えると、病院に戻る前に畑を見てくると言い残して、アトリエを後にする。夏が終わるころ、遅めの夏休みをとったなつ(広瀬すず)は娘の優を連れて十勝にやってきた。久しぶりの里帰りに富士子(松嶋菜々子)は温かく迎えてくれるが…。
134話ネタバレ
山田家
馬小屋
靖枝「あ…。 あっ 大変! 病院に早く戻らなくちゃ…。」
天陽「大丈夫だ。 戻る前に畑を見てくる。」
靖枝「えっ?」
天陽「来週 退院する頃には芋掘りだろ。 様子を見てくる。」
靖枝「いや… 私も行く。」
天陽「靖枝は いいから。 もうじち おやじが搾乳に来る。 それから… おふくろと子どもたちを よろしく頼む。」
靖枝「陽ちゃん…。」
天陽「ちょっと行ってくるだけだから。 すぐ戻る。」
ジャガイモ畑
天陽「あったかいな…。」
<それは… 夏の終わりのことでした。>
東洋動画スタジオ
テレビ班 作画室
陽平「なっちゃん。」
なつ「あっ 陽平さん。 どうかしたんですか?」
中庭
なつ「陽平さん まさか… 陽平さんまで ここを辞めるんですか?」
陽平「えっ?」
なつ「辞めて まさか マコプロに 行くんじゃないでしょうね?」
陽平「なっちゃん… 落ち着いて聞いてくれるか。」
なつ「はい。 もう 何を聞いても驚きませんから。」
陽平「天陽が 死んだんだ。 今朝早くに 亡くなったって…。」
なつ「何を言ってるんですか?」
陽平「僕も まだ信じられないんだけど どうも うそじゃないみたいだ…。」