あらすじ
十勝へ帰省中のなつ(広瀬すず)は、雪月を訪れ、菓子職人となった雪次郎(山田裕貴)と夕見子(福地桃子)に再会する。娘の優が雪次郎の作った菓子を食べていると、妙子(仙道敦子)やとよ(高畑淳子)も現れ、わいわいとにぎやかになり、昔の雪月の雰囲気が戻ってくる。そこへ雪之助(安田顕)が現れ、天陽(吉沢亮)が描いたというあるモノを見せる。天陽がそれに込めた思いを、雪之助は静かに語りだすのだった…。
136話ネタバレ
雪月
雪次郎「お待たせしました! 雪月ロールとシュークリーム そして おバタ餡サンドです。 優ちゃん これはな 粒あんが6 バタークリームが 4の割合で 混ぜてあるんだ。 そこに 焼き塩を 隠し味に使ってる。」
夕見子「そったらこと 優が聞いたって分かるわけないべさ。」
雪次郎「分からなくても 手ぇ抜かねえのが雪月の魂だべ。」
夕見子「いい いい。 優 いいから食べな。」
優「頂きます。」
雪見「どう? 優ちゃん うまいかい?」
優「うん おいしい!」
雪見「よかった。」
夕見子「何で あんたが喜んでんのさ?」
雪次郎「そりゃ 雪月の魂 受け継いでるからだべさ。 なあ。」
夕見子「無理に受け継がなくてもいいからね。 雪見の人生は 雪見のもんなんだから。」
雪次郎「そんな 雪見に分からんこと言うなや。」
夕見子「分かるべさ。」
なつ「雪見君も大変だね。」
雪見「えっ?」
夕見子「何さ それ。」
なつ「ハハ…。」
妙子「なっちゃん いかったわ。」
なつ「何がですか?」
妙子「なっちゃんが笑ってて。」
妙子「お義母さん そったらこと言えば なつが 無理して笑ってるのが ばれてしまうでないですか。」
妙子「ああ… それは悪かったね。」
なつ「いや いいんですよ。 そんなに無理してないよ 夕見。」
夕見子「そう?」
なつ「天陽君 ちゃんといたから…。 びっくりするくらい 今でも変わらずに いるような気がする…。」
妙子「そうかい…。」
雪次郎「俺も そうなんだ なっちゃん。 天陽が いなくなったとは どうしても思えねえんだわ…。」
とよ「あ~れ なっちゃんかい。」
なつ「とよばあちゃん。」
とよ「相変わらず めんこいね なっちゃんは。」
なつ「えっ… とよばあちゃん?」