リビング
坂場「これを天陽君が?」
なつ「うん。」
坂場「この少女は…。」
なつ「それを描いてみたくなったの。 その絵と あの物語が重なったのよ。 それで どうしても描いてみたいと 思ったのさ。」
回想
天陽「アニメーションの世界は 僕には分かりません。 なっちゃんと生きられるのは イッキュウさんだけなんです。 どうか なっちゃんのこと よろしくお願いします。」
優「パパ お帰り!」
坂場「あっ 優! お帰り!」
優「ただいま!」
坂場「おお…。 楽しかったか?」
優「うん! あのね ほんもののお馬さん見たんだよ。」
坂場「お~ そうか よかったな。」
なつ「天陽君の絵なのよ それ。」
坂場「えっ?」
なつ「天陽君が 最後に描いた絵も やっぱり馬だった。 それを見て 優は 本物だって言ったのよ。」
坂場「優… それが本物だって よく分かったな。 偉いぞ! ハハ…。 そうか お馬さんいたか。」
優「うん。」
坂場「これが企画書だ。」
なつ「もう書いたの!?」
坂場「舞台は日本 北海道にする。」
なつ「えっ?」
坂場「北海道を舞台にして その物語を創ってみたいんだ。」
<なつよ また新たな物語が 始まりそうだな。>