連続テレビ小説「なつぞら」第137話「なつよ、天陽くんにさよならを」【第23週】

リビング

坂場「これを天陽君が?」

なつ「うん。」

坂場「この少女は…。」

なつ「それを描いてみたくなったの。 その絵と あの物語が重なったのよ。 それで どうしても描いてみたいと 思ったのさ。」

回想

天陽「アニメーションの世界は 僕には分かりません。 なっちゃんと生きられるのは イッキュウさんだけなんです。 どうか なっちゃんのこと よろしくお願いします。」

優「パパ お帰り!」

坂場「あっ 優! お帰り!」

優「ただいま!」

坂場「おお…。 楽しかったか?」

優「うん! あのね ほんもののお馬さん見たんだよ。」

坂場「お~ そうか よかったな。」

なつ「天陽君の絵なのよ それ。」

坂場「えっ?」

なつ「天陽君が 最後に描いた絵も やっぱり馬だった。 それを見て 優は 本物だって言ったのよ。」

坂場「優… それが本物だって よく分かったな。 偉いぞ! ハハ…。 そうか お馬さんいたか。」

優「うん。」

坂場「これが企画書だ。」

なつ「もう書いたの!?」

坂場「舞台は日本 北海道にする。」

なつ「えっ?」

坂場「北海道を舞台にして その物語を創ってみたいんだ。」

<なつよ また新たな物語が 始まりそうだな。>

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