連続テレビ小説「なつぞら」第13話「なつよ、これが青春だ」【第3週】

十勝農業高校

畜産科

倉田「第二の世界とは どんな世界か。 貧乏だが晏如(あんじょ) 安らかで落ち着いた学問の世界だ。」

なつ「おはようございます! 遅くなって すいませんでした!」

倉田「奥原!」

なつ「はい。」

倉田「大幅に遅刻したくせに 反省はしてないようだな。」

なつ「はい してません。」

倉田「うん 何していた?」

なつ「それ 聞きますか?」

倉田「ほう 聞いてほしそうだなあ。 何だ?」

なつ「倉田先生 授業の邪魔では?」

倉田「いいから しゃべれ!」

なつ「はい! 牛のお産を手伝っておりました! それが 逆子でした。」

倉田「逆子?」

良子「なっちゃん それで どうなったの!?」

なつ「うん そんでね へその緒が切れたら大変だと思って 急いで引っ張り出したんだけど 生まれた子牛は仮死状態だった。」

倉田「それで 助かったのか?」

なつ「はい! 私が 人工呼吸をして助けました!」

(拍手)

なつ「先生 学校で教わったことに うそはありませんでした。」

倉田「当たり前だ。」

雪次郎「よくやった なっちゃん!」

(拍手)

なつ「ありがとう ハハハ…。」

倉田「おい ちょちょちょちょ… それで どうやって人工呼吸やったんだ?」

なつ「はい。 じゃあ… よっちゃん手伝って。」

良子「えっ? ちょっと… どうするのよ なっちゃん。」

なつ「よっちゃん ここに寝て。」

良子「寝るの? やだわ… ふしだらよ。」

なつ「大丈夫 牛だから。」

良子「私が牛なのか?」

なつ「早く。 まずは 鼻にたまった羊水を吸って ペッ 吐き出しました。 それから こんなふうに 子牛の前足をつかんで 胸を開いて 戻すようにしました。 開く時には 子牛の体が… 浮くぐらい 大きくして…。」

良子「なっちゃん 痛いわ!」

なつ「戻して 開いて 戻す…。」

<なつは とにかく ここで生きることに夢中でした。>

山田家の畑

<そして その日 なつは 寄り道をしたのです。>

なつ「天陽君!」

天陽「おう なっちゃん!」

<なつよ その笑顔 十勝晴れの空に よく似合う。>

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