御料理屋 杉の子
千遥「それ ソラのまねしてるの?」
千夏「そう! ソラの卵を描いたのも お母さんのお友達かな?」
千遥「そうかもね…。」
(戸が開く音)
雅子「どう 忙しい?」
千遥「はい。 おかげさまで。」
雅子「ああ。 清二はどう? 帰ってきてるの?」
千遥「いえ…。」
雅子「そう… 困ったものね。 まあ でも そのうち 目が覚めるでしょうからね。」
千遥「あの人は もう 私のところには戻らないと思います。」
雅子「ハハ… そんなこと言ったって この店は 清二の店ですからね。」
千遥「お義母さん… お話ししたいことがあります。」
雅子「えっ?」
千遥「清二さんとも きちんと お話しさせて下さい。」
雅子「別れたいってこと?」
千遥「お願いします。」
マコプロダクション
玄関
麻子「なっちゃん!」
なつ「はい…? 千夏ちゃん!」
千夏「こんにちは。」
なつ「こんにちは…。 千遥…。」
<なつよ どうやら千遥は 決意をしたようだ。>