連続テレビ小説「なつぞら」第150話「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」【第25週】

マコプロダクション

玄関前

<そういうわけで 昭和50年の春が近づいた頃。>

富士子「優ちゃん!」

優「あっ おばあちゃん!」

<富士子さんが上京してきました。>

富士子「元気だったかい?」

優「うん。」

作画室

陽平「おばさん!」

富士子「あっ 陽平さん お久しぶり。」

坂場「あっ。」

なつ「あっ 母さん。」

坂場「お義母さん。」

富士子「2人とも元気かい?」

なつ「ここまで来てもらっちゃって ごめんね。」

富士子「駅から タクシー乗ったから。」

なつ「もう本当 助かったわ。 母さん ありがとう。」

麻子「柴田さん ロケハンの時には ありがとうございました。」

富士子「皆さん 頑張ってますね。」

下山「ご無沙汰してます。 下山です。 で うちの妻です。」

富士子「あっ 茜さんでしょ! 優が 大変お世話になりました。」

茜「あ… いえ 私は何も。」

富士子「あの これ 土産といったらなんだけど 皆さんで。 北海道のジャガイモとバターです。」

神地「あっ それ ちょうど描きたかったんです! ジャガイモにバター! モモッチ 早速 試そうよ。」

桃代「そうね。 バターが溶ける時の 色も見たいし 食べてみたい!」

神地「すいません 頂きます。」

下山「ちょっと…!」

麻子「じゃ ごゆっくり。 すみません。」

下山「すいません。」

なつ「ねえ 母さん じいちゃんに怒られなかった? なつを甘やかすなって…。」

富士子「じいちゃんが言ったのさ。 なつを助けてやれって。」

なつ「じいちゃんが…?」

富士子「うん。」

柴田家

旧牛舎

<なつよ 感謝を込めて…。 来週に続けよ。>

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