連続テレビ小説「なつぞら」第21話「なつよ、女優になれ」【第4週】

グラウンド

一同「5 6 7 8。」

雪次郎「2 2 3 4。」

一同「5 6 7 8。」

雪次郎「3 2 3 4。」

一同「5 6 7 8。」

雪次郎「横! 1 2 3 4。」

なつ「5 6 7 8。 ハハハ…。」

天陽「5 6 7 8。 ハハハ…。」

良子「何で 裏方も走るんさ…。」

門倉「おめえら! 走んなら シャキッと走れ!」

良子「男らしい…。」

演劇部

一同「ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ ぱ ぽ ぱ ぺ ぴ ぷ ぺ…。 なにぬねの にぬねのな ぬねのなに ねのなにぬ のなにぬね。 あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ。」

雪次郎「整列!」

一同「はい!」

雪次郎「よ~い!」

一同「あめんぼ あかいな あいうえお。 うきもに こえびも およいでる かきのき くりのき かきくけこ。 きつつき こつこつ かれけやき。 ささげに すをかけ さしすせそ。 そのうお あさせで さしました…。」

天陽「大変なんだな 演劇って。」

なつ「でしょ。 でね 私も この芝居を 絵に描いてみたのさ。」

天陽「絵に?」

なつ「うん この芝居の登場人物を絵にしたのさ。 天陽君の参考にはならんと思うけど 図書室で借りた いろんな民族の本を参考に 勝手なイメージで描いたの。」

天陽「ふ~ん…。」

なつ<『白蛇伝説』。 遠い昔の北の国 勇敢な村人のポポロが 山道を歩いていると 子どもたちが 白い蛇を取って 食べようとしていました。 ポポロは 子どもたちから その蛇を逃がしてやりました。 すると 川から 一匹の魚が跳ね上がってきたのです。 オショロコマという 珍しくて おいしい魚でした。 オショロコマをあげると 子どもたちは大喜び。」>

なつ<あの白い蛇は 神様の使いだと思いました。 それから しばらくして ポポロの村で 不思議な病気が はやりました。 原因は分からず 死を待つだけの病気でした。 やがて 村長が 病気を治す方法を見つけました。 サケの皮を焼いて 煎じて飲ませるというものでした。>

しかし 村人たちは困りました。 ポポロたちのいる川上の村は 川下の村と 仲がよくなかったのです。 そこで 村長は 川下の村長と話し合いに行きました。 そして 戻ってきた村長が みんなに告げたのです。 『わしの娘 ペチカを 向こうに嫁がせれば サケを分けてもらえることになった…』>

語り<なつよ 話が長すぎる。 この続きは 後にしよう。>

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