連続テレビ小説「なつぞら」第35話「なつよ、雪原に愛を叫べ」【第6週】

柴田家

台所

なつ「ただいま!」

富士子「明美 今日は 三平汁にするから 野菜持ってきて。」

子供部屋

なつ「夕見! 夕見 ただいま!」

夕見子「うん。」

なつ「ねえ 照男兄ちゃん すごかったよ。」

夕見子「へえ~ 興味ない。」

なつ「話ぐらい聞きなよ。」

夕見子「あっ それより あんたに 手紙が来てたわよ。」

なつ「手紙?」

夕見子「うん。 東京の信さんから。 あれ。」

夕見子「何て書いてあるの?」

なつ「お兄ちゃんが 新宿に戻ってきたって…。」

信哉『咲太郎が 新宿の川村屋にやって来たそうです。 直接会ったわけではないので 住んでいる所や 今 何をしているのかは まだ分かっていません』。

回想

咲太郎「マダム すみませんでした!」

信哉『咲太郎は 川村屋のマダムに 1万円だけ返しに来たそうです。 突然のことに マダムも驚いていたみたいです』。

咲太郎「妹が… なつが…。」

信哉『妹が お世話になって すみませんでしたとも 言っていたそうです』。

光子「嫌がらせ?」

野上「おやめなさい。」

咲太郎「野上さん! すみませんでした!」

野上「営業妨害だから!」

信哉『咲太郎は きっと また 川村屋に 返しに行くと思います。』

回想終了

信哉『僕は 咲太郎を信じます』。

<なつよ よかったな。 しかし なつを思っているのは 咲太郎ばかりではないぞ。>

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