連続テレビ小説「なつぞら」第35話「なつよ、雪原に愛を叫べ」【第6週】

富士子「はい 豚汁。」

剛男「ありがとう。」

泰樹「なつは どうしたんじゃ?」

富士子「天陽君のところでないですか?」

泰樹「敵陣営に行ってるのか。」

富士子「は?」

泰樹「ん? いや…。」

富士子「そういうつもりで 照男に出ろって言ったんですか。」

泰樹「何も言っとらん! 照男の気持ちが 見たいだけじゃ。」

『青年の部 選手は スタート地点に集まって下さい』。

<さて この開拓青年団のスキー大会は 山のコースを1週して順位を争う クロスカントリーの一種です。 ちなみに 戦後の初代チャンピオンは この菊介さんでした。>

菊介「前の選手のスキー ちょっと踏んでもいいから。」

照男「踏むの!?」

菊介「大丈夫 大丈夫…。 罰則ねえから大丈夫だ。 でよ 後ろから追いつかれようとしたら時は…。」

明美「お兄ちゃん 頑張って!」

照男「おう!」

菊介「そうだ。 でよ 後ろから 追いつかれてきたら…。」

「おい! おい! おい!」

菊介「あ~ 分かったって…。 おい 頑張れよ!」

「位置について よ~い…。」

(ホイッスル)

(歓声)

タミ「天陽!」

正治「頑張れ!」

なつ「天陽君 頑張れ!」

回想

照男「俺と勝負しろ。 俺が スキーで お前に勝ったら お前は なつに 好きと言え。」

天陽「俺が勝ったら なっちゃんのことは諦めます。」

回想終了

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