連続テレビ小説「なつぞら」第3話「なつよ、ここが十勝だ」【第1週】

菊介「よいしょ。」

<それから 新しい寝ワラを 牛舎に敷き詰めてゆきます。>

剛男「あっ… 大丈夫?」

なつ「大丈夫です。 自分でやれます。」

居間

一同「頂きます。」

<それから やっと朝食です。 食べている時のなつは 本当に幸せでした。>

悠吉「なっちゃんは 本当に いい食いっぷりだな。」

菊介「あんだけ働けば 腹も減るべさ。」

悠吉「牛に負けんな。」

菊介「牛と張り合って どうすんだよ。」

悠吉「な~に いいべさ…。」

菊介「何言ってんだ おやじ。」

悠吉「黙って食え。」

菊介「うっせえよ おやじも黙って食え。」

<朝食っが終わると 今度は 畑仕事が始まります。 柴田家では 酪農のかたわら 豆やジャガイモを作っていました。>

<おじいさんは 搾った牛乳を 集乳所まで 馬車で運んでいきます。>

牛舎

なつ「お帰りなさい。 お帰りなさい。 いっぱい食べた? いっぱい糞した?」

剛男「はい ただいま。」

なつ「ハハッ お帰りなさい。」

<それから 夕方にも 帰ってきた牛たちの乳を搾ります。>

(鳴き声)

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