菊介「よいしょ。」
<それから 新しい寝ワラを 牛舎に敷き詰めてゆきます。>
剛男「あっ… 大丈夫?」
なつ「大丈夫です。 自分でやれます。」
居間
一同「頂きます。」
<それから やっと朝食です。 食べている時のなつは 本当に幸せでした。>
悠吉「なっちゃんは 本当に いい食いっぷりだな。」
菊介「あんだけ働けば 腹も減るべさ。」
悠吉「牛に負けんな。」
菊介「牛と張り合って どうすんだよ。」
悠吉「な~に いいべさ…。」
菊介「何言ってんだ おやじ。」
悠吉「黙って食え。」
菊介「うっせえよ おやじも黙って食え。」
畑
<朝食っが終わると 今度は 畑仕事が始まります。 柴田家では 酪農のかたわら 豆やジャガイモを作っていました。>
<おじいさんは 搾った牛乳を 集乳所まで 馬車で運んでいきます。>
牛舎
なつ「お帰りなさい。 お帰りなさい。 いっぱい食べた? いっぱい糞した?」
剛男「はい ただいま。」
なつ「ハハッ お帰りなさい。」
<それから 夕方にも 帰ってきた牛たちの乳を搾ります。>
(鳴き声)